ひだまりの丘BLOG

出し切る!:ひだまり

2021.08.19
出し切る!:ひだまり
  • 今日は雨降り。

 

1階と2階に分かれて、ゆったり室内遊びをしていると

 

2階から何やら子どもたちの泣き声が。

 

 

少ししても収まらない気配なので様子を見に行ってみると

 

男の子たち2人が遊具の取り合いをしていました。

 

そして、それを見守る先生と子どもたち。

 

先生に話を聞くと、どちらとも同じタイミングでその遊具を手に取り、それが欲しくて譲らないとのこと。

 

2人とも自分の思いを出して泣きながらも真剣に自分の気持ちを主張しています!!

 

 

⭐︎今、先生は子どもたちに自分の思いをしっかり出す体験をさせてあげたいんだろうな。また、互いに思いがあることをこの体験を通して感じてほしいんだろうな。

 

⭐︎だから、先生はあえて大人の意見だけでその場を納めず、お互いがやり切るところまで安全面に配慮しつつ見守っているんだろうな。

 

 

ということを、周りにいる職員も皆理解しながら、行く先を見守りました。

 

 

すると、やがて泣き声が収まり、とーってもスッキリした表情で1階に戻ってきた子どもたち✨✨

 

 

 

お昼に毎日行われる職員ミーティングで今日の出来事を教えてもらうと

 

その後、15分程主張し合った後、一人がその遊具をふとしたタイミングで自分の方に引っ張った瞬間、もう一人の子も出し切ったのか、涙も止まり、スッキリした様子で次の遊びに入っていったとのことでした。

 

2人とも、自分の思いを安心して思い切り出したことで、気持ちを切り替えて次の遊びに向かう姿に、また、それを見守る周りの子どもたちの姿にとっても感動しました。」

と、そこに立ち会った先生が教えてくれました。

 

 

 

子どもたち一人一人の心の中にしっかりとある子どもたちの思いを、つい大人の都合で抑えてしまいがちなことも多い現代。

 

ひだまりでは職員一同、子どもたち一人一人の気持ちをしっかり捉えていく中で、

 

子どもたちが

 

「自分の思いを出していいんだ」

「ここだったら、安心して受け止めてもらえるんだ」

 

そんな思いを感じて毎日過ごしてほしい。

 

 

また

その体験の積み重ねが

 

 

「自分って大切な存在なんだ」

「友達って大切な存在なんだ」

 

 

ということを感じ、それがこの先を生きていく子どもたちの心の基礎になってほしい。

 

 

そんなことを願って日々保育にあたっています。

 

 

今日は子どもたちのやり切った清々しい姿からその大切さを改めて職員一同、再確認させてもらいました。

 

 

 

いっぱい笑って、いっぱい泣いて、いっぱい怒って、またいっぱい笑って。

また楽しく過ごしていこうね❤️

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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    (施設長 尾崎)

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