みんなで絵をかけて楽しかった
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“みんなで絵をかけて楽しかった”
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“いつも絵を描くときは「〜しなさい」と言われるから自由に描けて嬉しかった”
こどもたちからそんな感想をもらいました。
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<おおきなおおきな「え」をかこう>振り返って
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無事終了しました。会場に集まった子どもたちは6歳〜11歳。
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なぐりがきで線をつなげたり、ぶつかったり混ざり合った線から形や色を見いだしていく。どんどん広がったり変わったりしながら
360cm×120cmほどのキャンバスがあっというまに表現の足跡のようなものが生まれました。偶然できたものや狙ってやってみたもの。自分の中でいろんな感情が生まれたことだと思います。
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異年齢で混ざることでいろんな「はたらき」がうまれます。運営的にはドキッとさせられることもありますが、僕はできるかぎりどんな反応に対しても肯定したいと思っています。その決まった時間だけでも「いいよ、僕はそれ好きだよ」など、思ったこと、感じたことは自由だと。それをお互いに信じ合える環境を用意したいと思います。
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絵を描くと言いますか、その子どもたちの言葉にならない何かを、非言語的な表現でアウトプットする・・・という流れのワークショップです。絵ではなく、絵を通じて気持ちをだしていくもの。そのなかで好きな箇所(結果できたもの)を額装する。
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最後の方に額装した写真がありますが、すごいでしょう?僕は同じようにできません。大人になっていけばいくほど難しくなるのはなぜでしょうか。
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思ったこと、感じたこと、ありのまま大事にして欲しいと思います。だって思ったんだから。その内から出てきた純粋さを、表現を誰がなんと言おうと愛してほしいと思います。
自由に描いていいということに戸惑う子どもたちが一定数います。
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意味がある(あるようにみえる)もの、
評価されるに値するもの、
比較を前提とするもの・・・などなど
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教育機関なのか、家庭の影響なのか、ダメとか「ああやればこうなる」と思考する子どもたち。評価される環境で安心して自分の表現をすることは大人も難しいでしょう。怖いですからね。だったらやらない方が不安にならなくてすみますから。
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観察していて面白かったことは、僕と一言ぐらいしか話さなかった女の子が2人いました。内向的と言いますか。それはそれはものすごい僕は綺麗な色を出す人だなと感心しました。まるで言葉のようでした。彼女たちの心はきっと純粋なんだなぁと思いました。そう感じられたのです。
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ある子は、「どこらへんを額にいれる?」と聴くと、「昨日飼っていたカニが死んじゃって、その子を額に入れたい」と言ってきたので「ああ、それはいいね、そうしよう。」と新しくカニを描き始めました。
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やりながら気持ちが変わったり、思い出したりしたのでしょう。僕はそういうひとつひとつの営みがすごく健気で素敵だなぁと思うのです。
さいごにお守りをひとりひとりに渡しました。
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「きみが おもうこと かんじること たいせつに」